CHANGE CACHE AUTO CONFIG

この永続的な環境設定パラメータは、Novell® eDirectory™ 8.7に導入されたものです。8.7より前のバージョンのNovell eDirectoryやNDS®には、適用されません。

注意: このパラメータは、開発およびサポート専用です。

変更キャッシュはパフォーマンスを向上させるメカニズムで、NDS 7以降、NDSとeDirectoryに組み込まれています。変更キャッシュは、パーティションベースごとに値の変更や削除を管理するために使用されます。値の変更や削除が行われると、そのエントリIDが変更キャッシュに追加されます。そのキャッシュは、同期やパージ、あるいはその他のプロセスが値の変更を処理する際に利用されます。パーティションにサブオーディネートリファレンス(レプリカ)ではないものが1つだけ(つまり、マスタレプリカとサブオーディネートリファレンスだけ)ある場合、変更キャッシュを保持してもパフォーマンスは向上しません。この場合、実際には変更キャッシュを保持するための余分な処理が、不必要なオーバーヘッドになります。eDirectory 8.7の場合、このような状況では、この永続的な環境設定パラメータが1に設定されていると変更キャッシュはバイパスされます。パラメータが0に設定されていると、変更キャッシュは強制的に保持されます。このパラメータのデフォルト値は1です。デフォルト値では、eDirectoryエージェントが前のような状況を検知すると、変更キャッシュの保持が行われません。

[CHANGE CACHE AUTO CONFIG]では、変更キャッシュが強制的に常時使用されるようにするか、あるいは変更キャッシュを使用しないほうがよい状況を自動的に判定するかのいずれかを選択できます。サポートされている値を次に示します。

0 (自動的に設定しない。常に、変更キャッシュが使用されます)
1 (自動的に設定する。変更キャッシュの必要性が動的に判断されます)

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