エージェント環境設定: 永続的な環境設定パラメータ

eDirectoryには、エージェントの動作の微調整や変更に使用できるさまざまな環境設定パラメータがあります。ほとんどの状況下では、環境設定パラメータを変更する必要はありません。ただし、eDirectoryが開始されるたびにパラメータが自動的に設定されるよう、環境設定パラメータを持続的に保存して取り出すメカニズムは整っています。iMonitorは、現在の環境設定パラメータとその値を表示したり、サポートされているすべての環境設定パラメータを一覧表示したり、環境設定パラメータを追加または変更できるインタフェースを提供しています。

エージェント環境設定ページで使用できる機能は、現在の識別子が持っている権利と使用しているeDirectoryのバージョンによって異なります。永続的な環境設定パラメータを表示したり変更したりするには、使用しているサーバの管理者権限が必要です。

注意: 永続的な環境設定パラメータを変更したり削除したりすると、eDirectoryの動作とパフォーマンスに重大な結果を招くことがあります。パラメータの意味を完全に理解していない場合は、変更しないで下さい。

永続的な設定
このページでは、永続的な環境設定パラメータを管理します。このページには、[現在]、[使用可能]、[変更]の3つのオプションがあります。

現在
このページでは、現在保存されている永続的な環境設定パラメータのインスタンスを表示します。カスタムモードが有効な場合、削除可能なすべてのインスタンスの横にある削除ボタン環境設定パラメータの削除が使用できます。ヘルプボタン永続的な環境設定パラメータのヘルプは各パラメータのインスタンスの横にあり、パラメータに関する詳細な情報が提供されています。

使用可能
このページには、このeDirectoryエージェントがサポートする永続的な環境設定パラメータに関する情報が表示されます。ここでは、現在保存されている永続的な環境設定パラメータのインスタンスは表示されません。使用しているサーバでサポートされている永続的な環境設定パラメータのタイプのみが表示されます。ヘルプボタン永続的な環境設定パラメータのヘルプは各パラメータタイプの横にあり、パラメータに関する詳細な情報が提供されています。

変更
このページは、カスタムモードが有効な場合にのみ使用可能です。このページを使用して、新しい永続的な環境設定パラメータを追加するか、既存のパラメータを変更します。最初にパラメータタイプをリストから選択します。次にその値を選択または入力します。使用可能な値は、パラメータタイプと構文によって異なります。必要に応じて存続時間(TTL)を入力し、パラメータにつけるフラグを選択します。その後、[保存]をクリックします。すでに保存されているインスタンスに新しい値を保存すると、以前保存されたインスタンスは削除され、新しいインスタンスに置き換えられます。

詳細情報
各環境設定パラメータと共にいくつかのフラグが保存されることがあります。各環境設定パラメータと共に保存されるフラグを次に示します。

 非表示の認証この永続的な環境設定パラメータのタイプを読み書きするためには、接続ゼロである必要があります。
 認証サーバこの永続的な環境設定パラメータのタイプを読み書きするためには、サーバとして認証される必要があります。
*ローカルのみこのフラグをもつ永続的な環境設定パラメータのインスタンスは、すべて擬似サーバ上のみでローカルに存在します。リンバのバックグラウンドプロセスを経由して、NCP™サーバオブジェクトにコピーされることはありません。
 複数値この永続的な環境設定パラメータには、複数のインスタンスがある場合があります。
 ワイヤの読み込みなしこのフラグがセットされているすべての永続的な環境設定パラメータのタイプのインスタンスは、ワイヤメッセージ(iMonitorの使用など)によって読み取ることができません。
 ワイヤの書き込みなしこのフラグがセットされているすべての永続的な環境設定パラメータのタイプのインスタンスは、ワイヤメッセージ(iMonitorの使用など)によって書き込むことができません。
*TTLの保持このフラグをもつ永続的な環境設定パラメータのインスタンスは、サーバを再起動した後で存続時間(TTL)を保持します。このフラグをセットしない場合、TTLが0以外のインスタンスは再起動時にすべて削除されます。
 ワイヤによる設定このフラグがセットされているすべての永続的な環境設定パラメータのインスタンスは、eDirectoryソフトウェア内部ではなく、ネットワーク(iMonitorの使用など)からの要求によって作成されました。
 一時のみこの永続的な環境設定パラメータのタイプの各インスタンスは、一時的である必要があります。つまり、存続時間(TTL)が0以外である必要があります。
 非公式MTS この永続的な環境設定パラメータのインスタンスを保存している属性値の変更タイムスタンプ(MTS)は、擬似サーバ上で作成されました。このインスタンスが、リンバのバックグラウンドプロセス経由でNCPサーバオブジェクトに一度コピーされると、NCPサーバオブジェクトがあるレプリカ上で生成された実MTSは、コピーされて擬似サーバに戻され、このフラグはクリアされます。
*これらのフラグは[変更]ページで設定できます。上記以外のフラグは、ソフトウェアのみで制御されます。

それぞれの永続的な環境設定パラメータの詳細については、[現在]ページまたは[使用可能]ページのリスト内の各パラメータの横にあるヘルプアイコン永続的な環境設定パラメータのヘルプを選択して参照してください。

NetIQの商標については、http://www.netiq.com/company/legal/を参照してください。