このページでは、トレースのパラメータを設定できます。
これは、それぞれのサーバに特化された機能なので、iMonitorが実行されているローカルサーバのみで使用できます。他のサーバで実行されているこの機能にアクセスするには、そのサーバで実行されているiMonitorに切り替える必要があります。
DSTraceページにアクセスするには、アクセスしようとするサーバの管理者またはコンソールオペレータと同等の権利が必要になります。つまり、このページの情報にアクセスするには、まずユーザ名とパスワードを入力して資格情報のチェックを受ける必要があります。
トレースの環境設定
更新
トレースオプションおよびトレース行プレフィックスに対する変更を送信できます。DSTraceがオフになっているときに[オン]ボタンをクリックすると、DSTraceがオンになります。DSTraceがすでにオンになっているときに[更新]ボタンをクリックすると、変更内容が現在のトレースに反映されます。トレースオンとトレースオフ
トレースのオンとオフを切り替えできます。ボタン上に表示される文字列は、DSTraceの現在の状態に基づいて行える操作を示しています。DSTraceがオフの場合に[オン]ボタンをクリックすると、[更新]ボタンをクリックした場合と同じ動作になります。すべてクリア
選択したすべてのDSTraceオプションをクリアします。すべて選択
すべてのDSTraceオプションを選択します。リセット
DSTraceオプションをデフォルトの設定にリセットします。
トレース行プレフィックス
トレースメッセージの先頭に追加するデータを選択できます。
タイムスタンプ
トレースメッセージが生成された時刻が表示されます。スレッドID
トレースメッセージを生成したNetIQ® eDirectory™エージェントスレッドを表示します。Verb
どのeDirectory要求またはプロセスがトレースメッセージを生成したかを表示します。接続の所有者
接続に関連したオブジェクトのエントリIDを表示します。接続ID
実行者のインバウンド接続テーブル内にある識別子を表示します。オプションタグ
トレースが出力した各行に、イベントを生成したトレースオプションを識別するタグ文字列が表示されます。
DSトレースオプション
DSトレースオプションは、トレースを開始したローカルDSエージェント上のイベントに適用されます。これらのオプションを使用すると、エラーと潜在的な問題、およびローカルサーバ上のeDirectory™に関する情報を表示できます。DSTraceオプションをオンにすると、CPUの利用率が増加してシステムの性能が低下する可能性があります。このため、DSTraceオプションは一般的な目的ではなく、主に診断用に使用してください。DSトレースオプションは、SET DSTRACE=+optionコマンドと機能的には同じですが、使いやすさの点では優れています。
次に説明するオプションで「開発者/サポート用オプション」と記されているものは、トレース用の情報を大量に書き出す可能性があります。一般に、このようなオプションを有効にするのはNetIQテクニカルサービスSMから指示された場合だけにしてください。
割り当てメモリ
開発者/サポート用オプション。リークなどメモリの問題を識別できます。このオプションが選択されている場合に情報を得るには、NetIQテクニカルサポートが提供する特別バージョンのDSを使用する必要があります。また、そのDSは、メモリの問題が発生した後でアンロードする必要があります。監視、監視NCP、および監視スカルク
これらのオプションを選択して、eDirectoryの外部監査プロセスを監視します。認証
このオプションを選択すると、トレースが行われているサーバで認証されている識別情報の詳細が表示されます。バックリンカ
このオプションを選択すると、参照チェック処理に関する情報が表示されます。この処理には、「バックリンク」属性および「使用」属性(ダイナミック参照リンク)の保持が含まれます。バックリンカ詳細
このオプションを選択すると、参照チェック処理に関する詳細な情報が表示されます。この処理には、「バックリンク」属性および「使用」属性(ダイナミック参照リンク)の修正や変更が含まれます。バッファ
開発者/サポート用オプション。このオプションを選択すると、サーバが受信したeDirectory要求(実際のデータはパケット形式)が表示されます。変更キャッシュ
このオプションを選択すると、eDirectoryがキャッシュの変更操作(追加、削除など)を行うタイミングや、同期のためにデータベースに対して変更を加えるタイミングが表示されます。クライアントバッファ
開発者/サポート用オプション。このオプションを選択すると、トレース出力のアウトバウンドDSクライアント要求パケットが表示されます。衝突
このオプションを選択すると、データベース内の2つの項目間で矛盾が発生したときに、実際に行われた変更が表示されます。接続のトレース
このオプションを選択すると、使用しているサーバが接続しようとしているサーバについての情報が表示され、接続できない原因となる可能性があるエラーおよびタイムアウトを確認できます。分散参照
このオプションを選択すると、使用元の属性を最新の状態に保つ方法についての情報が表示されます。DRL詳細
このオプションを選択すると、使用元の属性を最新の状態に保つ方法についての詳細な情報が表示されます。DNS
このオプションを選択すると、eDirectoryに統合されたDNSサーバの処理についての情報が表示されます。DSエージェント
このオプションを選択すると、実際に要求されているVerb、接続、その要求を行っている識別情報が表示されます。エミュレートバインダリ
このオプションを選択すると、サーバ上で発生したすべてのバインダリ要求が表示されます。断片化された要求
開発者/サポート用オプション。このオプションを選択すると、eDirectory Verbのトランスポート層についての情報が表示されます。インバウンド同期
このオプションを選択すると、ローカルのDSエージェントとレプリカリングを共有している他のDSエージェントから受信した同期要求に関する情報が表示されます。インバウンド同期の詳細
このオプションを選択すると、インバウンド同期処理についての詳細情報が表示されます。初期化
eDirectoryがロードまたはオープンされていない場合でも、DSTraceをオンにしてオプションを有効にできます。DSTraceがオンの場合にこのオプションを選択すると、DSエージェントがオープンまたはクローズ、あるいはロードまたはアンロードするときの初期化および初期化解除がモニタされます。インスペクタ
開発者/サポート用オプション。このオプションを選択すると、オブジェクトの有効性を最小限チェックする機能がオンになります。ジャニタ
このオプションを選択すると、ジャニタ処理についての情報が表示されます。ジャニタ処理は、データベース内のすべてのサーバへの接続状況をチェックします。LDAP
このオプションを選択すると、LDAP要求に関する情報、およびeDirectory LDAPサービスによるそれらの要求の処理に関する情報が表示されます。LDAPスタック
このオプションを選択すると、LDAPスタックについての情報が表示されます。リンバ
このオプションを選択すると、リンバ処理についての情報が表示されます。リンバ処理は、サーバ名、内部IPX?アドレス、およびすべてのレプリカのツリー接続状況を検証します。ロック
このオプションを選択すると、データベースへの書き込みを行っているVerbの情報と、データベースに書き込む時間の長さについての情報が表示されます。失われたエントリ
このオプションを選択すると、データベースの参照整合性とeDirectory同期についての情報が表示されます。他の分散操作
このオプションを選択すると、現在のeDirectoryの操作に関する最小限のメッセージが出力されます。その他
このオプションを選択すると、[エージェント環境設定]ページで使用されるその他の情報が表示されます。オブジェクトの移動
このオプションを選択すると、ある場所から別の場所に移動中のオブジェクトの状態に関する情報が表示されます。NCPクライアント
開発者/サポート用オプション。このオプションを選択すると、DSクライアントから他のサーバに対するNCP™レベルの要求が表示されます。NCPエンジン
開発者/サポート用オプション。このオプションを選択すると、NCPレベルの要求を受信中のサーバが表示されます。オブジェクト作成元
開発者/サポート用オプション。eDirectory内のさまざまな処理は、「オブジェクト作成元」と呼ばれるものに依存しています。これはプログラミングコンストラクトで、DIBから特定のセットで、あるいは特定の順序でオブジェクトを読み込みます。オブジェクト同期と参照チェックプロセスが、オブジェクト作成元のオブジェクトを使用するプロセスの例として挙げられます。このオプションを選択すれば、これらのobject producersを使用する任意のプロセスに対して、どのオブジェクトが生成されているかを確認できます。破損通知
このオプションを選択すると、システム内の参照整合性を確認するために、移動、リネーム、および削除操作に関する情報やメッセージが表示されます。アウトバウンド同期
このオプションを選択すると、アウトバウンド同期処理についての情報が表示されます。アウトバウンド同期の詳細
このオプションを選択すると、レプリケーション処理についての詳細が表示されます。パーティション
このオプションを選択すると、実行中のパーティション操作についての情報が表示されます。パージ
このオプションを選択すると、パージ処理についての情報が表示されます。名前の解決
このオプションを選択すると、他のサーバへの接続やサーバへのアクセス経路の決定など、システム内のオブジェクト検索についての情報が表示されます。SAP
このオプションを選択すると、SAPを使用するパーティションとツリー名の登録情報が表示されます。スキーマ
このオプションを選択すると、スキーマ同期処理についての情報が表示されます。スキーマ詳細
このオプションを選択すると、スキーマ同期処理についての追加情報が表示されます。検索
このオプションを選択すると、このエージェントで実行中の検索処理についての詳細情報が表示されます。検索詳細
このオプションを選択すると、このエージェントで実行中の検索処理についての詳細情報が表示されます。サーバパケット
開発者/サポート用オプション。このオプションを選択すると、eDirectory NCPサーバレベルの情報が表示されます。ストレージマネージャ
このオプションを選択すると、クエリのタイプや使用したインデックスなど、eDirectoryデータベースに対する要求関連情報が表示されます。ストリーム
このオプションを選択すると、ストリームとして保存された属性へのアクセス関連情報が表示されます。スレッドスケジューリング
このオプションを選択すると、バックグラウンドプロセス(スレッド)が開始および終了するタイミングが表示されます。時間ベクトル
このオプションを選択すると、同期処理で使用される遷移ベクトルについての情報が表示されます。
次に示すオプションは、メッセージのログ記録のためにeDirectoryのイベントシステムを使用する可能性がある外部処理です。
Identity Manager
このオプションを選択すると、eDirectoryが動作している可能性があるIdentity Manager固有のエリアが表示されます。Identity Managerドライバ
このオプションを選択すると、eDirectoryが動作しているIdentity Managerドライバ固有のエリアが表示されます。HTTPスタック
このオプションを選択すると、一部のeDirectoryの処理、アプリケーション、およびユーティリティによって使用されるHTTPスタックコンポーネントについての情報が表示されます。NDS iMonitor
このオプションを選択すると、iMonitor処理についての情報が表示されます。NICI拡張機能
このオプションを選択すると、一部のeDirectoryの処理およびアプリケーションによって使用されるNICI (Novell International Cryptographic Infrastructure)拡張機能についての情報が表示されます。NMAS
このオプションを選択すると、あるeDirectoryの処理およびアプリケーションに使用されるNMAS™ (Novell Modular Authentication Services™)・についての情報が表示されます。PKI
このオプションを選択すると、あるeDirectoryの処理およびアプリケーションによって使用されるPKI (公開鍵インフラストラクチャ)コンポーネントについての情報が表示されます。EBA
このオプションを選択すると、EBA (Enhanced Background Authentication)機能のデバッグとエラーメッセージの表示ができるようになります。修復
このオプションを選択すると、実行時にeDirectoryの修復ユーティリティによって送信される情報が表示されます。修復詳細
このオプションを選択すると、eDirectory修復ユーティリティによって送信される情報の詳細が表示されます。秘密の場所
このオプションを選択すると、あるeDirectoryの処理およびアプリケーションによって使用されるNovell SecretStore®コンポーネントについての情報が表示されます。セキュアソケット
このオプションを選択すると、eDirectoryの処理およびアプリケーションによって作成されるSSL要求についての情報が表示されます。Wanman
このオプションを選択すると、現在WANマネージャの規則に基づいてバックグラウンドプロセスが行えるかどうかの決定が表示されます。
イベント環境設定
DSTraceで監視のために有効または無効にするeDirectoryイベントオプションをリスト表示します。イベントシステムは、オブジェクトの追加、削除、属性値の変更など、ローカルな操作に対してイベントを生成します。個々のイベントタイプ対して、そのイベントタイプに固有の情報が含まれた構造が返されます。