PRIORITY SYNC

重要なデータへの変更は、優先度同期を介してすぐに同期できます。優先度同期は、通常の同期処理よりも優先されます。優先度同期の詳細については、eDirectory 9.2 Administration Guide』を参照してください。

[エージェント環境設定]にある[エージェント同期]ページで、アウトバウンドおよびインバウンドの優先度同期を有効または無効にすることができます。また、アウトバウンド優先度同期に使用するスレッドの数を調整したり、優先度同期のキューサイズを指定することもできます。

PRIORITY SYNC
OUTBOUND

データに加えられた変更をserver1とserver2の間で同期する必要があるときに、アウトバウンドという用語は、server1からserver2に送信される同期処理を意味します。アウトバウンド優先度同期は、有効または無効に設定できます。サーバに対してこのオプションを無効にすると、そのサーバで重要なデータに加えられた変更が、優先度同期によって他のサーバと同期されなくなります。ただし、変更されたデータは、通常の同期処理によって同期されます。アウトバウンド優先度同期は、デフォルトで有効になっています。

PRIORITY SYNC
INBOUND

データに加えられた変更をserver1とserver2の間で同期する必要があるときに、インバウンドという用語は、server2からserver1に送信される同期処理を意味します。インバウンド優先度同期は、有効または無効に設定できます。サーバに対してこのオプションを無効にすると、他のサーバで重要なデータに加えられた変更が、優先度同期によってそのサーバと同期されなくなります。ただし、変更されたデータは、通常の同期処理によって同期されます。インバウンド優先度同期は、デフォルトで有効になっています。

PRIORITY SYNC THREADS

優先度同期スレッド数として有効な値は次のとおりです。

1 (最小)以上
32(最大)

デフォルト値は4です。システムリソースに応じて、適切な値を設定できます。

PRIORITY SYNC QUEUE SIZE

優先度同期のキューサイズは、0から232 - 1までの範囲で変更できます。デフォルトでは、この値は 232 - 1に設定されています。
-1を指定すると、キューサイズが無限大になります。-1は232 - 1です。-3などの負の値を指定した場合は、-3 = -1-2になり、232 - 1-2になります。

優先度同期キューサイズの詳細については、『eDirectory 9.2 Administration Guide』を参照してください。

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